治療について

バイオ・ダイナミック

■バイオダイナミックのPhaseと十如是

バイオダイナミックでは、今まではPhase1~Phase9までだった。

今年Phase10が公開されるという話を耳にしたが、コロナ騒ぎでダメになったようだ。

以前からPhaseと十如是が類似点があると思っていたので、ここで書いてみました。

Phase1.Emergece of Originality(オリジナリティの出現)

Phase2.Fluid Body(液体の体)

Phase3.Long Tide(ロングタイド)

Phase4.Midline(中心線)

Phase5.Seam(シーム)

Phase6.Cause(原因)

Phase7.Health(健全)

Phase8.Wholeness(全体性)

Phase9.Existence(存在)

Phase10. ?

「如是」という語にも、色々な意味が含まれています。

第一に「このように」とか「このような」という意味、第二に「信」という意味、第三に「ありのまま」という意味、

第四に「十如是」そのものをさすという意味、このようなさまざまな意味があって、しかもこの「十如是」の「如是」

には、それらが渾然と含まれているとみるべきです。

1.如是相・・・あらゆる存在には、必ず持ち前の相(すがた)があります。例えば、朝顔は赤・白・青・紫などのラッパ型

       

の花を咲かせます。これが朝顔の持ち前の相です。朝顔のありのままの相です。

       

こういうことを如是相といいます。

2.如是性・・・相のあるものには、その相にふさわしいもちまえの性質というものがかならずあります。

       

ある朝顔には赤い花を咲かせる性質があり、ある朝顔には白い花を咲かせる性質がそなわっています。

       

つまり、性質にふさわしい花の色や形があらわれるわけです。これを如是性といいます。

3.如是体・・・相があり、性質があるものには、そのものの主体があります。この主体といっても、何か特別な存在で、

       

永遠に変化もしなければ、他との関係もなしにそれ自体で存在するといったようなものではありません。

       

そのもの自体のことであり、それを如是体といいます。

4.如是力・・・体のあるものは、かならずそれにふさわしい力をもっています。

       

朝顔の種子は、発芽してつるをのばす潜在力をその中にひそめているのです。

       

これを如是力といいます。

5.如是作・・・力があれば、それはかならず色々な作用をおこします。

       

朝顔の種子のなかにひそむ力は、水を吸って種子をふくらませ、皮をやぶって芽をださせ、

       

その芽で土をおしのけて地上へ出てゆくというはたらきをおこさせます。

       

これが朝顔の種子のもつ力がありのままにあらわれるときの作用であって、これを如是作といいます

ここまでは、個々の存在の本質とその働きについていってあるのですが、この宇宙間には無数のものが存在し、

したがって その力の作用はあらゆるものの間にはたらきあっているわけです。

この世にポツンと存在しているものはなく、かならず

他のものと複雑につながっているからです。

そこで、おおくのものがお互いに関係しあって、いろいろな現象をおこします。

それは例外なく次の法則によって行われるのです。

6.如是因・・・ものごと(現象)がおこるには、かならず原因というものがあります。

7.如是縁・・・ところが原因はあっても、それが何かの機会や条件にめぐまれないと、

結果としてあらわれてこないもので朝顔の種子でも、

机のひきだしにしまっていたのでは、いつまでたっても芽を出しません。

       

土の中に埋めても、気候が寒かったり、土がカラカラに乾いていたのでは、やはり芽を出しません。

        

夏になって気温がうんと上がり、雨がよく降って土に十分な湿り気が貯えられるという条件が

        

そろって、はじめて芽を出します。そういう条件を「縁」というのです。

8.如是果・・・「果」は、いうまでもなく結果です。ある「因」がある「縁」に会って、

        

ある状態を実現したことです。

        

そして、この因がこの縁にあえばかならずこういう結果がでるものだということを

「如是果」といいます。

9.如是報・・・ところが、結果というものは、ただそれが実現したというだけにとどまらず、

かならずあとになにものかを残すものです。

たとえば、朝顔の花が咲いたという結果は、人々に「ああ美しいな」という喜びを与えます

       

しかし、ある場合は、自分が期待したほどの大輪が咲かずに、がっかりすることが

あるかもしれません。

       

いずれにしても、ものごとの結果は、かならずあとに何らかの影響「報い」をのこすものです。

       

これを「報」といいます。そして、こういう結果はかならずこういう影響を残すものだという

法則を「如是法」といいます。

10.本末究竟等

    

・・・さて、以上にのべた九つのことがらは、この社会・この宇宙の中でいつも無数におこっています。

       

しかも、たいへん複雑にからみあっていて、人間の知恵ではどれが原因でどれが結果だか

わからないようなこともおおいのです。

       

しかし、それらは必ず宇宙の真理である法則によって動いているのであって、どんなものも、

どんなことがらも、どんなはたらきも、一つとしてこの法則をはなれることはできません。

       

「相」から「報」まで、すなわち初め「本」から「末」まで、つまるところ「究竟して」

宇宙の法則の通りになる点においては等しい「等」というわけです。

       

「本末究竟等」というのは、そういう意味なのです。

十如是は、法華経の方便品第二を引用しました。

★バイオダイナミックを学び始めて、またそれを施術に使い始めて20年を経過しているが、

2020年11月25日現在の私見を述べてみた。

■バイオ・ダイナミックと法華経

日本語訳法華経の薬草諭品第五にこのような表現がある。

仏の教えというものは、ただ一つの根本真理を、さまざまな 方法によって説くもので、その一つひとつの教えは、仏の智慧を大海に譬えれば、その中の一滴のようなものであり、

本質的にはすべて等しく、常に大海とつながっているのだ。

私は、法の雨を豊かに降らして世間を普く潤す。

人々はその一味の教えを、力の堪えるところに随って受け修行する。それはちょうど、さまざまな植物が、その大小に応じて雨の潤いを吸収し、それぞれに繁茂し、それぞれに生長

するのと同様である。

もろもろの仏の教えは、ただ一つの根本心理にもとづき、普く世間の諸人を、究極的には完全な悟りへ導こうとするもの。

その過程において人々は、低い段階から次第に修行を進め、各々の段階において、大いに得るものがあるのだ。

この文章を見た時、バイオダイナミックでいうところの、Ocean,

One dropという言葉が思い浮かんだ。

仏の智慧を大海と譬えた場合にそれに相当するのがOcean、その中の一滴(一つの教え)がOne dropと置き換えるとなるほどなと思える。

バイオダイナミックとは、仏教の修行(特に禅僧)のようなもので意識レベル・知覚レベルの向上にあると最近考えている。

BiodynamicのBioは、生物のとか生命のという意味、、、、、

Dynamicは、動的なという意味。動的な言葉、動的な考方、、、

意識レベル・知覚レベルが上がると、当然言葉も、考え方も変化して当然であると思う。

まちがっている、まちがっていないではなく、その瞬間、その瞬間に必要なこともある。

その瞬間に対するユーモア。

自分のテンポでないものに合わす事が重要。

自分のテンポに合わせようとしてはいけない。

20年近く勉強、実践してきて感じたことを2019年7月20日現在の私の私見を述べてみた。

■バイオ・ダイナミックと仏教思想

小乗では「現象の変化から超越するところに安心の境地が開ける」と、まず現象にとらわれないことを教え、大乗では「変化する現象そのままが大調和しているのだ」と

して、変化する現象をも一段上のみかたでおおきく肯定し、その変化と流動における大調和のすがた(相)

をみることこそ、最高の悟りだとしています。

お釈迦様が言った言葉「私は、方便力をもって、ただ一つの真実の法を、三とおりの教えに開いてしめしました。すべての仏も、結局においては、やはり一つの真実の法

をお説きになるのです。みなさん、今こそ皆さんの心にある疑惑を捨てなさい。すべての仏の説かれる言葉の真実の精神は、すべて同じであって、違いはないのです。

真実の法はただ一つであって、二つはないのです。」

何かの出来事に対して、必ず何かの意味合いがあると思う。

何かを気づけと知らせてくれている。

≪仏教思想≫

真理は、ひとつなのだがまだ説くべき時期では なかったり、そのままでは誤解したりして

しまうので、心理は一つなのだがその人に応じて三とおりに説いている。

 

≪バイオダイナミック≫ 

          

Phase1 オリジナルの出現 

         

Phase2 液体の体 

                      .↓ .↓ .↓ .↓ .↓.

Phase9 存在

仏教の場合は三とうり、バイオダイナミックは9とうり(現段階では)で数は違うが、ともに方便力をもって説明出来なくてはならないと思う。

例えばバイオダイナミックでいうと、Phase2の液体の体(Fluid body)だったらどんな形

か大きさはとか…….

仏教でもバイオダイナミックでも、宇宙の話がよく出てくる。

大乗仏教だけだと理解できない人がいたので小乗仏教が出来…….

存在だけだと理解できない人がいたのでPhase1から9までできたと思う。(勝手な解釈)

バイオダイナミックと仏教思想が、あまりにも類似していると最近思うようになった。

生活環境も変化するし考え方も変わって当然だと考える。

止まっていない、絶えず動きがある。

動きがなくなれば死である。

その中でどの様にバランスをとっていくか、整合性を保っていくかが重要だと思う。

2019年2月9日現在の私見を述べさせていただきました。

■バイオ・ダイナミックの私なりの現時点での要点整理Part2

仏教では、人がこの世に生を受けた瞬間を「生有(しょうう)」といいます。

この「生有」とは、母親の胎内からオギャーと産まれた時をさすのではなく、

母親の胎内において受精した瞬間をいいます。

ジム・ジェラスD.O.は、受精の瞬間に星からFluid body(フルイドボディ)に入ってくると言っていた。

ダライアンD.O.は、第1番目の軸が受精の瞬間にできると言っていた。

ブレグマと会陰腱中心にできる。バイオエレクトリック軸とも呼ばれている。

我々の体にはチャクラに関係ある3つの軸がある。この軸上にそれぞれのチャクラが出現する。

電気の軸が細胞の分化を促す。(イオン電気)

液体の流れがこの軸に沿って上がったり下がったりする(長軸方向に沿って)羊水と細胞液が流れる。

いずれにしろ、受精の瞬間は色々な意味で重要なFactorなのですね。

Fluid bodyは、オーシャン(Ocean)とつながっている。

正常な子はOceanにつながっている。

Fluid bodyはOceanにいなければならない。

Oceanは愛に満ちている。

6歳までの子は、母親とフルイドボディを共有しているという。

何か施術のヒントになりそう……

バイオダイナミックを説明するには、方便力が重要だと考えている。

方便は真実につながるのだけれどもストレートに話しても、理解できないと

意味がないし、違う意味に解釈されて危険な場合もある。

その人の意識レベルがどこにあるのかを見極めて、たとえ話をしたりしてその人が理解できるように話さなければ、

誤解されてしまう場合があると思う。

魂は絶えず向上したい、前進したいと考えているが、Egoはそれの邪魔をしている。

上とつながるためには、Egoをなくさなければならない。(出来るだけ)と思う。

■バイオ・ダイナミックの私なりの現時点での要点整理

私がバイオ・ダイナミックを習い始めて18年が経過しました。2019年1月8日

現時点で備忘録として書きました。

今までにバイオダイナミックの手ほどきを受けた先生方。

ジム・ジェラスD.O.

トム・シェーバーD.O.

ステファン・キセールD.O.

エリザベス・キャロンD.O.

ベロニクD.O.

ダライアンD.O.

それぞれに切り口が違っていて興味深い。

二人が一つの空間にいて、オステオパシーは言葉ではない。感覚である。

どういう風に何を感じるのか……

オステオパシーは生きている。

そこにすでにある、手を置く前にそれを感じるだけ。

手を置いた時、理由もなくHappyである事が重要。

横波が出てきたら、Fluid body(フルィドボディ)が落ち着こうとしている。

我々の仕事は触れようとせず、気づくだけ。

気づきはじめると、健全(Health)がニュートラルにもどっていく。

気づいている時は、方向性は無くてもMotionはある。動きは創造のプロセス。

自分の意志の力を使わないで、邪魔をしない。

意図のない静かな状態、反応にとどまっていることが重要、何かをしようとしてはいけない。

時間と空間が変わっていく。

母親と子供のつながりがうまくいってない時が、オステオパシーの出番である。

子供の施術で重要なことは、アイコンタクトである。

子供と目があった時………..Eternal(永遠)に居る。

健全(Health)はEternity(永遠)で作られている。

Tide(タイド)はいきなり細胞レベルまで来て働きかけている…スティル曰く

大きいものは小さい。

最後のものは最初にある。

子供といる時は全体性、部分ではない。……….Wholeness,Oneness

意識は自分自身では広がらない。Tideが広げてくれる。

Ego(自我)はTide(タイド)がした事を自分の手柄にする。

Tideといい関係になってもEgoが、もっていってしまう事があるので、気をつける。

■バイオダイナミックとカバラの生命の木

今年、伊泉先生の「生命の木」という講座を2回受講してバイオダイナミクスにあてはめて考えるとおもしろいなと思った。

カバラの思想をわかりやすく図にしたものが「生命の木」である。

カバラいう語は、12世紀の後半のプロバンスで、師から弟子へと秘密の叡智を口頭での伝達を意味するようになった。

19世紀後半、今から150年前にタロット=カバラ(タロットとカバラを関連づけた)…..相互影響を与え合っている。

「生命の木」は、4つの領域に分かれる、4つの世界。

1ケテル、2コクマー、3ビーナの三角形の領域(一番上)は、人間の考え方を超えた領域であって分からない世界である。

6から上が高次の世界、7.8.9.10は我々が住んでいる世界(低次の世界)

わからないという事があるという前提⇒生命の木

わかったふりするなよ~というところから始まっている⇒生命の木

なぜ宇宙が存在するのか……………………..わからない

神教  創造  一元論  単一性…………….カバラの考え方

二元論は……善神  悪神

霊的意志(宇宙そのものの意思)⇒我々にはわからない

生命の木の右側は拡張(宗教)、左側は収束する力(科学)

場を設定するという事は、何らかの制限をかけるということである。

制限(母)が母体となる。  制限/自由⇒可能性を生み出す。

基本の宇宙のわくぐみを変える事は出来ない。

さて、バイオダイナミクスで考えると、Breath Of Life(いのちの息吹・ブレスオブライフ)は、どこからくるのか…….

結局は、人間の考え方を超えた領域だから分からない………….生命の木にあてはめると1.2.3のところかな(-“-)

分からないという事があるということを分かることが、重要だと思う。

「信じる者は救われる」というのは、このことをいっているのではないでしょうか………

原初呼吸(プライマリー・レスパイレーション)は、命の息吹(ブレス・オブ・ライフ)の吸気と呼気として 考えられている。

動きの支点または発生する点は動的静寂(ダイナミック・スティルネス)です。

バイオダイナミックスでは、病気を見るな、健全にフォーカスしなさいという。

生命の木の左側の制限・収束する力(病気)、右側の拡張する力(健全) 制限が自由・可能性を生み出している。

生命の木とバイオダイナミクスとを似てるところが多いと思ったので、思いつくままに書いてみました。

これらはあくまでも私見です。

生命の木の「6」は、ティファレト 太陽…………こことつながるとハイヤーセルフとつながる。ヒラメキの源。

■バイオ・ダイナミック

James S.Jealous,D.O.が創始者です。
オステオパシーの創始者である A.T.スティルが“病気は誰にでも見つけられる患者の中のHEALTH(健全・健康)を見つけなさい!” と言っています。

バイオダイナミックで言う健全とはHEALTHを見つけ拡大し、その人オリジナルの健康を開かせることです。 病的な状態を探し続けると、いくらでも見つかり大きくなります。 正常さ、HEALTH輝きを見続けると、そちらが大きくなります。 その人本来の青写真を探し続け、その方向性でシンクロしプロセスをサポートすることが大切です。

施術者が素早くHEALTH(健全・健康)のトーンになり、その状態で待つことで患者のHEALTHがプロセスを始めます。 バイオダイナミックはタイドと呼ばれる、ゆったりとした体の中に感じるリズムを感じながら、施術をします。骨盤や、肩、頭等の部位に手を置いて体全体がひとつのリズムになる様に整えます。

施術者が施術をして行く中で、自分自身の中に状態の変わっていくのを見つける。我々は深く入っていき、患者の中で交流するポイントにたどり着く。これは相当に多様であり得る。

そのひとつの原因は我々の精神状態で、もう一つの原因は、もちろんブレス・オブ・ライフを優先することである。我々の責任は、われわれ自身の弱さや患者に対するゴールにおちいることなく、この本来的な叡智の意図に従うことである。

我々が見たものや、自分の意図を取り払い続けるうちにいつしか、我々は静寂を見つけることの出来る、深淵に出くわす。我々は、自分の心が生命とシンクロして呼吸していることに気付く。

人間は身体の外に目に見えないエリアを持っています。エリアを広げて調整することで、身体と精神・感情を調和させていくという考え方です。だから妊婦さんの胎教にもいいのです。

気配を感じたり、身近な人を見てその日の体調が何となく分かるのもこのエリアを見ているからです。まわりの人のエリアが自分の身体に影響することもあります。苦手な事や、苦手な人の中にいた後疲労感を感じたり、お見舞いに行った後、家に帰ったら疲れていたりするのは、そのためです。

■命の息吹(ブレス・オブ・ライフ)

ブレス・オブ・ライフは、きわめて強い潜在力を持つダイナミック・スティルネス(動的静寂)から我々の気付きの中へやってきます。 この静寂は、活動的である。なぜならそれは生命のプロセスを化体 (観念的な事柄を具体的な形のあるものであらわすこと)してしまうからです。そこから現れるものがブレス・オブ・ライフの支点です。

ダイナミック・スティルネスとの直接的コンタクトは、治療者が出来事すべてを完全に自覚したままに、すぐに癒しを起こします。

癒しはプロセスではなく瞬時のできごとです。明白な速度はありません。しかしながら、この意識の転換は治療者の“知りたい”気持ちがなくなるほどのものです。

大変パワフルで自発的であるため、すべての疑問が“子供っぽく”思え、疑問の根にある恐怖は、満たされたひと時へとかわります。ブレス・オブ・ライフは、安定して 1サイクル100秒の速度ですべての生命の外側から中を通り抜けます。生物的に言って、それは生体電気、生体分子、生体力学的機関をつくります。

■仏性とバイオ・ダイナミック

仏教関係の本を読んでいて、こういう一節が目に飛び込んできた。「仏性いうものは、ほかのあらゆる人間や生物と 共通する平等の心ですから、この仏性が開顕すれば、あらゆる人間や生物に共通の心が、そのまま表面の心にまで はっきりと感応してきます。

したがって、それらの人間や生物に対しては、どう対処し、どう導いてゆくべきで あるかという事が、ひとりでにわかってくるのです。」

バイオダイナミックスでいうところの、ダイナミックスティルネス(DS)とほぼ同じことだと考えられないでしょうか…..

仏教というものは、もともと純粋な理性の教えです。完全な智慧の教えです。

この宇宙のすべてのものごとのありようを説き、どうあり、どう行動することが人間として正しい生きかたであるかを 教えているのだと思います。

仏性の開顕(自分の内にある仏と同じ性質に気づきそれを伸ばす事。)を得るにはどうするか……

無量義処三昧というのは、「すべての教えの基礎である諸法実相の真理を多くの人々に徹底させるための三昧」 と言われている。

それでは、仏教でいう三昧とは、(大智度論)という本の中に、「善心一処に住して動かず」 と書いてあります。

一切の雑念を断ち切り、ある「善き思い」「正しい教え」に全精神を集中し、その一念が 長いあいだ切れ目なくつづいている状態、これが三昧だと説明してありました。

それでは「全精神」とは何か…..

それは、表面の心だけではなく、かくれた心までもひっくるめたものをいいます。

かくれた心というのは、覚めている我々の意識が達しえない心の奥の潜在意識の事です。

この潜在意識というものは、現在の心理学でも色々と研究されていますが、仏教では、二千五百年も前にその事に 言及していたわけです。

その潜在意識の最も深いところにあるのが「仏性」であると考えています。

フルフォードD.O.は、宇宙のすべてをまとめるのは愛だと言っていた。

最近、私はバイオダイナミックスをすることによって、仏性を得るための修行をしているように感じています。

■ザビエの占星術とバイオダイナミック

6月4日、5日の2日間、ザビエ・ベトコートの占星術セミナーに出席。

本当の真実が存在するのは、中心だけである。(絶対的な真理がある)

ザビエが言ったこの言葉が、私の脳細胞に火(灯)をつけました。

中心はものごとが、発生する中心である。(神殿)

中心は、何かをする事が可能な場所。しかしここには、spaceと時間がない。

ここで私が質問…… ここで言う中心とは、ブラックホールとイコールですか……

これに関しては、はっきりとしたお応えは、いただけませんでした。

イニシエイションとは、自分の中心とつながる事。

ヒーラーのしている事は、その人のセンターがつながる様にしてあげている。

「中心がどこかがわかると、この中にある惑星が統合をはじめる。」

この意味は、私なりに解釈すると、ネイタルチャート(出生図)を見て気づきがあると、 施術に関して言うと、治癒のプロセスがはじまっていくという事だと思います。

さてザビエの占星術とバイオダイナミクスという関係性について、これは私の私見なのですが、 バイオダイナミックでいうところの ZoneGがブラックホールで、まぶしい光の存在で、プライマリー レスパイレーション、Breth of Lifeは、ここからやって来ると考えています。

そう考えていたので、ザビエに中心とは、ブラックホールとイコールですかと質問したのです。

あ、そうそう講義の中で、ザビエが木をイメージすることは重要だと言っていました。

中心がみえてくると言ってました。

しかし考えてみれば、木にもバイブアクシス的に考えると、エネルギーのバンドがあるから なるほどなと思いました。

■クエン酸回路とバイオダイナミック

クエン酸回路とは、生命がエネルギーを作り出すための体内燃焼システムの事で、イギリスに住む生物学者 「ハンス・アドルフ・クレブス博士」によって発見され、1953年にノーベル医学生理学賞を受賞した。

肺呼吸は何のためにするか……….肺で取り込んだ酸素を細胞に運んで細胞の中のミトコンドリアの中で、クエン酸 回路を働かせてブドウ糖と酸素を結びつけて、クエン酸回路を経て大量のATP(エネルギー)を作る。一言でいえば代謝

この代謝が38億年前に細胞が誕生する前からあった。地球の誕生が46億年前だから、この46-38=8億年の間の時期に もう太古の海の中で、クエン酸回路は行われていた。 この後から、細胞は新陳代謝を効率的にするためにできた

代謝は60兆個の細胞の中で行われている。だからクライアントさんの代謝がどうなっているかを見る事が大切。

肺呼吸を動かしているのは、プライマリーレスパイレーション(第一次呼吸)、フルクラム(支点)はどこ……..

これは体内にはない。あと代謝の働き(クエン酸回路の働き)の滞っている所。

これらに気がつけば、感じれたら、あとはお任せで施術が始まります。施術者は介入しない。

いずれのフォルクラムにもプライマリーレスパイレーション(第一次呼吸)とつながりがある。

プライマリーレスパイレーションは、どこから来るのか………

ゾーンDの外側からやって来ます。

フォルクラムとプライマリーレスパイレーションのつながりが感じられれば、そこで施術が始まる。

細い糸のようなものでつながっている感じ…… 白い糸、黒い糸……

メチレーション、これも代謝ですね。最近色々なものがつながってきた。おもしろくなってきた。(^O^)

■無とブラックホール

坐禅後の分散茶礼で「無とは」の質問があった。和尚さん答えていわく、禅の境地、禅を体験することによって得られる。

20年修行した人でも分からない場合もあるとおっしゃっていました。答えられた和尚さん自身も分からないらしいです。

一般でいうところの「無」とか「有」ではない。言語化しにくいですねーというお答え。

そこで私も質問、「無とは」ブラックホールやホワイトホールのようなものじゃないですか……..

和尚さんも参加者の皆さんもキョトンととしてましたが……..

その質問に対しては和尚さんは分からないという事で、それはそれでお終いになりましたが……..

約15年近く前にトム・シェーバーD.O.によって、日本に初めてバイオダイナミックが紹介されましたが、我々は第一期生だったのですが もう記憶が曖昧なのですが、確か、初めのころに「Zone」の話をきいたという覚えが、かすかにあります。

AからGまでのZoneがあります。肉体はA(CRI…8-14回/分)、肉体の皮膚から外側約2メートルまでがB(2-3回/分)、 DはAから200kmの水平線(100-120秒/回)、ボイド(虚無)、E(地球)=波動なし、動きあり。

F(宇宙)=動きなし、体がフッと浮いた感じ、上下左右がわからなくなる。

G(多次元ワールド、ブラックホール、ホワイトホール)=現在、過去、未来。

たまたま今回の坐禅中にバイオダイナミックのZoneを、数息観をしながら感じようとしていました。

これは私の勝手な考えなのですが、GのZoneが「無」に相当するところかなと思っています。

分散茶礼で「無」の質問が出たのも偶然ではなく、必然かなーと思っています。

■フルクラム(支点)

以下は、フルクラムの説明です。

  • フルクラム(支点)はポーテンシー(潜在力)を運ぶ。
  • フルクラムは位置的に正中線と対応している。
  • リズミカルな動きにはフルクラムがある。
  • 液体の潮汐(タイド)にはフルクラムがある。
  • 液体の推進力にはフルクラムがある。
  • 相互緊張関係にはフルクラムがある。
  • 骨の動きはフルクラムを持つ。
  • 頭蓋全体の動きには、フルクラムがある。
  • ブレス・オブ・ライフにはフルクラムがある。
  • 本能は生命の意図とともに自由に動く。
  • 命の息吹(ブレス・オブ・ライフ)は、フルクラムを持つ。
  • ある瞬間そのものが、フルクラムであることがある。
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